平成17年9月 椹島付近散策【日帰り】
 
 
連休が取れそうも無いので、日帰りで散策に出掛けてみた。
朝は冷えるだろうと覚悟していたが、意外と暖かかった。
しかし、そこかしこにキノコが見られ、転がるアケビが秋が深まっている事を告げていた。
 

  
何時間か山中を散策すると、素晴らしい渓相の沢床が現れた。
深淵・巨岩が交互に現れ、沢脇の木には鈴生りの赤い実が揺れていた。
  
 
一旦はガラガラの渓相となるが、
すぐに全身を使って巨岩の間を上るようになる。
 
途中、昼飯にする。
同行いただいたKさんから、自称・簡単お茶漬けをいただき、
私は、山の恵の入った素麺を茹でる。
山の中にいる喜びをかみ締め、腹を満たしたら散策を再開する。
 
 
辺りの樹相が変わってきた。
体が温まったのか? 水が温んできたのか?
この辺りに来ると、水の冷たさをさほど感じなくなってきた。
 
 
両岸が切り立ってくると、滝が現れた。
滝壷でひと泳ぎして、踵を返した。
 
 
振り返り、対岸の尾根を望む。
足元に視線を落とすと、コケ類?のミクロの世界が広がっていた。
 
この山域の豊かな自然を満喫すると共に、人の手による自然破壊が、
この地に確実にダメージを与えている事を再認識した。
 
この沢が、既に太古から続いていたであろう姿を失っている事を知り、
以前なら、身の程をわきまえず、自然を弄ぶ人の愚かさに憤りを感じたものだが、
今となっては力が抜けていくのみである。
 
    


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