平成14年6月 関ノ沢   【日帰り】
 
 
夜が明ける頃、畑薙第一ダム手前にいた。
そこに車を止めて、奥に遊びに行こうと思ったのだ。
しかし、急に気が変わり、大井川の下流に向けて再び車を出発させる。
  
井川大仏の近くから林道に入り、大井川支流・関ノ沢を目指す。
しかし、途中トラックが林道をふさいでいた為、先をあきらめUターンした。
 
大井川と関ノ沢の渡合対岸の尾根を下り、辺りを散策する事とした。
道路脇の広場に車を止め、尾根をトボトボと下って行く。
途中、落葉量調査の籠が、いくつか設置されていた。
  
最後は転げ落ちるようにして河床に立つ。
辺りを見回すと、6年前に来た時とは大分様変わりしていた。
 
昨年、長島ダムが完成し、試験湛水により辺りは一度水没した。
その後水位は下げられたが、河原の岩は不自然に白くなり、大量の流木などが堆積していた。
  

大井川本流

関ノ沢入り口(中央の岩の割れ目)
 
関ノ沢に入っても、切り立った両岸には水没跡が白く残っていた。
流れにジッと目を凝らすと、小さな魚が沢山見えた。
数年前、大井川東俣の取水堤が完成した年の秋、取水堤上流の流れの中に、
無数の小さな魚が見えたのを思い出した。
 
更に遡って行くと側壁の色が変わる。
河原に堆積する枯葉が無くなって歩きやすくなり、ようやく水没区間を抜けたのが分かった。
 草木を眺め、鼻歌を歌いながら散策する。
 
突然、淵々に大きな魚が見えるようになってきた。
シャッターを切ったが、ビデオカメラに付属するデジカメなので上手に写らなかった(残念)
 

関ノ沢

関ノ沢
 
河原に腰掛けてオニギリをほおばり、水筒の熱い茶を飲む。
もうしばらく付近の草木を眺め、沢を戻る事にした。
 
大井川を渡り、対岸の尾根を車目指して上がっていると、
コケの様なシダの様な植物が、びっしりと生えた木を見つけた。
シャッターを切ったが、薄暗くて光量が足りないせいか白黒になってしまった。
  
 
帰り道、ハンドルを握りながら「早く新しいデジカメが欲しいなぁ。」と考えていた。
記録の補助程度だったデジカメは、いつのまにか、山渓の散策には
欠かせない物になっていたようだ。
  
 
 
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