平成14年6月 大井川・蛇眼沢 【日帰り】
 
 
『新緑の東俣』を散策するべくやって来た。
しばらくは、ウド芽を摘んだりしながら作業道を歩き上流を目指す。
 

大井川東俣

岩から滴る甘露
 
間もなく取水堤の放水により、東俣の本線は毒濁りとなる。
曲輪沢の綺麗な沢水でラーメンをこしらえ、食べ終わったら荷物を置いて曲輪沢に入ってみる。
 

曲輪沢

曲輪沢
 
初めて入る曲輪沢は、
小滝が連続し、急勾配で高度を上げていく沢だった。
時々、沢の脇に獣道?が現れる。
登る事はできても、下るのが大変そうな場所で引き返す事にした。
途中に、芽を食われたイタドリがあった。
野生動物の気配がプンプンと臭う沢だった。
 

芽を食われたイタドリ

東俣本線
 
東俣本線を見ると、水の濁りが落ち着いてきたようだ。
マタタビの白い葉が、風に揺れている。
山菜は充分なので、蛇眼沢を散策する事にした。
 

マタタビの葉
 
蝙蝠尾根越の向こうが見えてきた
 
青く濁った東俣を、流れに逆らわず下りながら渡る。
沢に入り、プラプラキョロキョロしつつ上がっていく。
しばらく上がって振り返ると、遠くの山に白いものが見えてきた。
手前に見えるのが蝙蝠尾根だから、悪沢岳の北面辺りだろうか?
     

蛇眼沢

水が・・・
 
沢はどこまでも穏やかである。
このまま稜線まで突き上げてしまいそうな沢だが、
沢の水が細くなり、枯れる前に引き返す事にした。
     

 
見上げれば、すぐ目の前に雲がある。
山の木々は、みずみずしい緑の葉をグンと張り、
降り注ぐ強い日差しを受け止めている。
 
南アルプスの夏は、もう、すぐそこまで来ている。
短い夏に、どんな生命のドラマが待っているのだろうか。
 
 
 
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