平成12年8月 大井川水系・雪投沢 【日帰り】
 

北荒川方面の稜線

蝉ガレ
 
あぁ、暑い暑い。
涼を求めて、雪投沢を散策した。
  
 
木陰が恋しい

広〜い広河原
 
とりあえず、二軒小屋から東俣を遡ってアプローチ。
広河原までは林道を利用し、そこからは河原を行く。
   

しずか平

飛行機が近く見える
 
昔、伐採が盛んな頃につけられた地名は、
味わいがあったり、的を得ているものもある。
尾根と尾根の間に挟まれたこの場所は、静かだから『しずか平』
でも、今は、この場所でなくても皆静か。
伐採や搬送が盛んで・重機が活躍していた頃の名残なのだろうか?
 

緑のじゅうたん

大井川東俣と雪投沢出合い
 
池ノ沢出合いの対岸が雪投沢。
藪沢とは聞いていたが、果たしてどんな雰囲気か?
結構日が高くなってしまった。
急げ急げ。
  

藪沢雪投沢

緑の雪投沢
 
なるほど、いかにも藪沢。
藪から「蛇」が飛び出す話は聞くが、脇の樹木に目をやれば熊が飛び出しそうな藪藪藪。
白く生々しい、熊の皮剥ぎの跡があった。
この辺りの熊は、何を食べて生きているんだろう。
  

小岩を越えて

稜線・空が近い
 
沢の勾配が急になり、連続する小さな段差により高度を上げていく。
ただただ、ガラガラの渓相が続く沢。
水も心細い。
何だかこじんまりと、しかし良くまとまっており
箱庭的?渓相だなぁと思った。
   

ガラガラ

急勾配
 
昔の人は、この沢を往来して「大井川の右岸・左岸の稜線」を行き来していたんだね。
往来する者まばらな今では、その道跡は見つけられなかった。
 
多少の雨なら、大した増水も無さそう。
岩や石の配置なんて、当時とどれだけ違うんだろう。
 

広河内岳と池ノ沢源頭
 
『結構上がってきたなぁ』と思い降りかえると、
展望の山として知られる広河内岳が目の前にあった。
 
池ノ沢源頭の急勾配に溜息が出る。
右は大篭岳。
いつか行ってみたい山のうちの一つだ。
  

大篭岳

可憐な百合
 
段差上、テラス状の河床で弁当を食べた。
自然の息遣いが身近に感じられる、不思議な場所だった。
いつか、子どもと来てみたい。
そんな場所だった。
 
私が山歩きに夢中になったきっかけは、
何をかくそう、この場所なのだ。
 


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